先月あおい会のオプションでラ・コリーナ近江八幡を訪問。
ここで購入した「近江商人の哲学」という書籍から。

ご存知、近江商人の「先義　後利」や「三方よし」の商い。
これは近江商人のオリジナリティーではなく、
その必要性に迫られ自然と出来上がったらしい。

人々が土地に縛り付けられていた時代に全国へ商いに走り回った。
見知らぬ土地なので信用など何もない、
その家の手伝いをしたり、問題解決手助けなどをして
自身を信用してもらう。商売はその後から。
先義後利しか選択肢が無かった、必要に迫られてそうしたらしい。

なるほど、現代でも日本企業が海外の公共工事の際は
現地のライフラインの整備や、学校、教会の建設などの先義を施すという。
とても理にかなっている、大事な原理原則。
商いも自然現象のひとつ。
これも宇宙生成発展の一部。
われわれの商いもこのようにあるべきだと考えさせられる。

帆前昌也